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最近テレビでよく聞く東京なら「トー横」。大阪なら「グリ下」。に集まる家出少年・少女の話がよく耳にします。
20年以上前に調査したそんな家出少年・少女についての調査結果レポートです。
◎ はじまり
当社が創業して2年程立ったころ知り合いの探偵仲間(以下、探偵A)から家出少女の行方不明調査を依頼された。ここで皆様は、探偵なのにどうして自分で調査しないの?と思ったとかも知れません。探偵は、それぞれ専門分野に分かれています。行動確認(尾行・張り込み・撮影・等)が専門の探偵。行方不明(人探し・家出・所在・居住確認・等)が専門の探偵。潜入調査(組織・個人・等)が専門の探偵。盗聴発見(盗聴・盗撮・機材・等)が専門の探偵。興信調査が専門の探偵。と、大まかに分けれます。
今回の行方不明(家出)調査を持ち込んできたのは、探偵A(行動確認専門)を得意としている探偵で守備範囲外ということでした。あらかじめ探偵Aにご依頼者様に依頼書を渡してもらい必要事項を記入してもらい依頼書をもとに成功率を算出していきます。今回の調査は、比較的情報量が多く意外にも親子関係が良好なため多くの情報が得られました。
そして、探偵Aと共に依頼者のもとに直接の情報収集をしに行くことに。
◎ 面談と家探し(契約)
ご依頼者様自宅で両親とお会いして少女(娘:以下、対象者)の情報を雑談を交えながら詳細に聞き出す作業をしていくと彼氏がいることが判明。もちろんこの彼氏には既に両親が連絡をとっており、対象者が家出した事情を説明しており連絡があれば何でもいいので連絡をお願いしているとのこと。ご両親から直接話を一通りご提供していただき対象者の部屋へ移動。そこで対象者の趣味嗜好や何か家出をする事情に至る情報が無いか手がかりを探していく。少し気になるものがあったのでご依頼者様に了解を得て持ち帰らせてもらうことに。最後に対象者の写真と念のために彼氏の写真と連絡先・住所をもらい依頼者様自宅を後にする。
◎ 調査着手(手がかりの精査)
ご依頼者様からヒヤリングした情報を持ち帰り探偵Aを含め当社スタッフを交えて打合せする。行方不明者(家出人)捜索の場合は、ご依頼者様が問題無いと思うことから再度潰していくことが基本になる。案外対象者と親しい人物が関わっている可能性が非常に高い。まずは、彼氏(以下、第二対象者)の居住先を確認することにした。両親もどこに住んでいるか分からないため唯一の手掛かりである電話番号から同人の居住先調査を開始する。ここで活躍するのが興信調査専門の探偵。僅か数時間程度で彼氏の居住先の住所地が判明した。そこで裏付けをするために現地に行動確認調査と興信調査専門の探偵が確認のため現地入りする。彼氏の苗字は、「佐藤」(仮名)で確かに調査した場所に「佐藤」邸は存在することが確認できた。とりあえず、建物の状況(写真)を撮影することに。そして、近隣住人への取材調査を行うことに。そこで、家族構成や年齢等を取材により確認する。情報通り第二対象者はここに居住している事が判明する。近所情報では朝7時位に家を出て20時位に帰宅しているとのこと。ただ、最近あまり見かけることが無いとのこと。この情報をもとに早速現地で行動確認専門の探偵が第二対象者を確認するために張り込みを開始する。
◎ 行動確認調査(第二対象者)
唯一の手掛かりの第二対象者の自宅の最寄り駅の終電車が終わってから15分位過ぎたころその自宅に入っていく男性を確認する。性別・年齢的にご依頼者様からヒヤリングしていた対象者の彼氏と思われる。(この時顔写真の撮影も同時にしている)行動確認調査は始発列車の運転が始まるまで一旦終了。(念のため撮影した写真の男性が第二対象者であることを確認したところ第二対象者で間違いが無い事が判明する。)まだ太陽が昇る前の薄暗い午前5時に再度行動確認調査を再開する。両親が仕事のために出勤していく姿を確認する。第二対象者は動かず。9時過ぎ頃第二対象者の外出を確認する。これより行動確認調査を開始する。同人、徒歩で最寄駅から電車に乗り他府県の主要駅で降車し同駅を退場する。誰かと待ち合わせをしているのか速足で移動する。待ち合わせをしている人物と思われる女性が手を振っているのを確認する。対象者を確認。やはり、第二対象者と対象者は、グルだったことが判明する。これより両人の調査に移行することにする。
◎ 行動確認調査(意外な事実)
ご依頼者様には対象者を確認したことを伝えたところ直ぐに現地に来るとおっしゃられたの一先ず落ち着き先が判明してからにしましょうと伝える。
両人は、手つなぎやハグ、キス、等、普通のカップルとして繁華街でデートを楽しんでいる。両人が合流して3時間くらい経過したころトイレに入っていく。しかも、女子便所に!!現場の調査員一同「なんでー!!」状態です。。何事もなく無事に用を済ませトイレから出てきた両人は電車に乗り隣県の色町犇めくとある場所に入る(顔見知りのようで鍵を使用し「〇〇」と表札がある古民家風の長屋に入る。)両人、同所から外出することは無くかわりに夕方着物姿の女性(芸子・舞妓)さんが出入するのを確認する(お茶屋)。
張り込みを続行し22時ごろ第二対象者が同所から出てくるのを確認する。同人の行動確認は行わず引き続き対象者の行動確認を続行する。(同人の自宅付近に帰宅を確認するための調査員を配置し24時前に第2対象者が帰宅したことを確認する。)そして、対象者は外出することが無かったため終電が終了する時間を目どに本日の調査を終了。
◎ 裏付け調査(第二対象者)
今回の行動確認調査で1点大きな疑問が残る。それは、対象者及び第二対象者が女性用トイレに一緒に入ったこの1点。この疑問を払拭するべく第二対象者の居住地で再度興信調査専門の探偵を現地に派遣し再調査を行う。近隣住人への取材調査で同人宅に娘がいるという事実は判明しなかった。そこで、ご依頼者様に報告を兼ねて現在状況を説明する。今後のことを考えご依頼者様と興信調査の探偵で第二対象者の両親に直接会いに行き、話を伺うことにした。
◎ 結果
第二対象者の自宅に同人の両親が在宅している事を現地で調査員が確認し同宅に訪問する。これまでの調査結果を写真を交えた報告書を見ていただき説明をした結果、第二対象者の両親が重い口を開いた。今回の一件は対象者が自身の両親から虐待を受けていると嘘をつき親戚の家に対象者を匿っていたとのこと。決して悪意があったわけではない。そして、第二対象者については女性であることを認める。今では考えられないことだが第二対象者はトランスジェンダーで幼少の頃から男の子として育てられていたとのこと。親戚の自宅に連絡を入れ対象者及び第二対象者の両親が同宅に訪問し無事に対象者を保護できた。
◎ 最後に
今回は二人の女性?が引き起したプチ事件であったが「LGBT」問題はまだまだ今でも深刻な問題だと思われる。 対象者は両親に彼氏がいると言ってはいたがそれ以上のことを伝える勇気がなく逃避してしまったのかもしれない。
『探偵の専門性』
探偵にはそれぞれ得意分野というものがあります。今回の調査で行方不明調査が専門の探偵は何してる?と思ったかも知れません。実は、行方不明調査が専門の探偵は全体の指示と調査のコーディネートをしておりました。
調査によりそれぞれ得意不得意の調査があるということです。
探偵ココサービスは浮気調査を主として人探し、企業調査、保険調査他、あらゆる調査に専門のエキスパートがおります。「こんなことは調べられるのかなぁ?」と些細なことでもかまいません、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
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